むさしっこ「お別れ遠足」

天候不良で延期になった分、子どもたちの「早く登りたい」気持ちはMAX。天覧山入口までの坂道、「この穴なんかいるんじゃない？」「わー、面白い葉っぱ」余裕たっぷりの会話をしていた子どもたちも、登って行くにつれ、だんだんと無口に・・。

「まだつかないの？」「もうつかれた」その中でも「がんばろうよ」と友達の手を引く子、「おれ頑張る」とそれぞれの子どもが一生懸命になり始めました。一つ目のゴール、天覧山の頂上の直前には急な石段があります。「もうすぐだ、がんばろう」一段一段登りました。頂上の広場で、まわりをみわたすと「あ、さっき見えた所が小さくなってる」

「あっちにも山がある」と興奮気味。少し休憩してから、「これはまだ、途中なんだよ、もっと頑張ってもう一つの山にも登る？」そう、聞くと「いく！はやくお弁当たべたい」

「多峯須山目指してがんばろう！」お弁当に向けて頑張りました。山頂への道案内の分かれ道「たしか、タが２個書いてある方だよね！」自分たちで道をさがしながら歩きました。

先が食べられている草をみて「だれが食べたかわかる？」「ライオン？」「ぞう？」・・「違うよ、鹿なんだよ」「えー鹿がいるの！」　食べられた、草を見る度「鹿、ここにも来たみたいだよ」鹿を探しながら登って行きました。

最後の鎖場を鎖を伝いながら歩くと、ゴール！

「やったー！かぜがつよーい」「わー、たかーい」

「お腹すいた―！お弁当食べよう」お母さんの手造りのお弁当を広げて一口、「ちょー、おいしい!!」

自分の足で頑張って登った山での　お弁当は格別だったようです。